住職の一言 | 浄土真宗・真宗大谷派お東の龍善寺

住職一言

住職の一言住職の一言

2006年8月16日
お盆に思う

今年も今日で8月のお盆が終ります
最近は、お盆が7月と8月と年に2回あるような気がします
東京の方は7月にお盆をお勤めなされますが、むしろ7月にお盆をお勤めされているのは、このあたりでは、東京の方ぐらいになってしまったようです

実際、勤めておられる方からすれば、お盆休みは8月ですから(世界中も8月はバカンスシーズンで皆休暇中ですし、)、お盆休みの時にお墓参りをしようということになるのは、自然な気もします

よく「お盆はいつまでですか?」とお問い合わせ頂く事があります

一般的には、15日の夜とか16日の午前中とは、お答えしますが、これも地域によって様々なようです(京都の大文字五山送り火は16日の夜に行なっております)

大事なことは、日にちではないような気がします

近くの寺のあるご住職がこぼしておられました
ある方のご自宅に16日の午前中にお盆のお勤めにお伺いする約束をしておられたそうです
ところが、前のお宅のお勤めが長引いてしまい、午前中までにお伺いできなかったそうです
そうしたところ、そのお宅の方が、さっきお墓参りに行ってご先祖様を送ってきたから、もうお勤めはいらないと言われてお勤めさせて頂けなかったそうです

私はいつも13日のお迎えや15日、16日のお送りにこだわられている方にお尋ねしております
「亡くなられて仏になられた方は普段どこにいらっしゃるのですか?」「お墓の中に閉じ込めてあるのですか?」

こちらの都合の良い時だけ、出て来てもいいよ、後は、お墓の中でじっとしていて下さいということではないんだと思っています

浄土真宗のお盆は、私は毎日だと思っています

日々、仏様に出遇わして頂いているのだと思っています
朝、お内仏(お仏壇)の前に座り、手を合わせる時お迎えしているのだと思います
そして、その日の最後に手を合わせる時お送りしているのだと思います
そうして、毎日々々出遇わして頂くのだと思っています
亡くなられて仏になられた方は、いつも、われわれのそばでわれわれのしていること、思っていることを見ていて下さっているのだと思います

決してお墓の中のような小さな暗い場所に閉じ込められているのではないのだと思います
もちろん、お墓が、その前に立てば、亡き方から教えて頂いたことを思い起こせる、新たにメッセージを頂ける大切な場所として、特別な場所と思えるのですと いうことは、その通りだとは思いますが、この目の前のお墓に仏様になられた方が、閉じ込められているということではないと私は思っています

また、このお盆の時期に(せめてお盆の時期位は)亡くなられた方々を思い出してほしいということは分かりますが、この時期だけ家に帰ってくるのだということでもないと思っています

繰り返しになりますが、ぜひ、毎日お盆をお勤め頂き、日々仏様に出遇って頂きたいと願っております

一覧ページに戻る

ページのトップへ戻る