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定例行事
今年も龍善寺報恩講をお勤めさせていただきました。
今年は、新型コロナウィルスのために、各日1座、計2座のお勤めとなりました。
例年は、3日午後、4日午前午後、計3座でした。
今年は、さらに各座の定員30名とさせていただきました。
法話のご講師も、港区了善寺の百々海ご住職と富山県南砺市妙蓮寺の竹部ご住職にお願いしておりましたが、
私(当寺住職)が、代わりにお話しさせていただきました。
リモートでの開催、ご講師のお話も検討いたしましたが、参加できる方が、限られるため、今回は、見送りとなりました。
来年以降も、この状況が続くようであれば、実現させたいと思っております。
お勤めも、本来であれば、近くの真宗大谷派寺院のご住職もご出仕いただいておりましたが、当寺住職、副住職だけで、お勤めさせていただきました。
それでも、各日とも、ほぼ定員いっぱいの方々にお越しいただけました。誠に有難うございました。
例年と、規模、内容とも異なりましたが、今年の新型コロナウィルスの状況の中で、浄土真宗年間最大の行事である報恩講を、お勤めできましたことは、誠に仏縁深いことと、感謝の思いでいっぱいです。
また、あらためて、報恩講の御文ご拝読させていただきましたが、「信心決定(しんじんけつじょう)」ためだけ。それ以外はないとの蓮如上人の思いが、強く伝わってまいりました。
阿弥陀仏の本願に出遇わせていただく、それこそが、生まれてきた意味であると、あらためて受け取らせていただきました。有難いことと存じます。
報恩講が、終わると、浄土真宗の行事の1年が終わります。
この報恩講のために今年があるとも、言えると思っています。
お陰様で、その報恩講を、お勤めすることが、叶いました。感謝。感謝。南無阿弥陀仏。南無阿弥陀仏。
今年、同い年のいとこの住職が、突然亡くなりました。61歳でした。
隣に住んでいた、叔母も亡くなりました。90歳でした。
明日から、浄土真宗の新しい1年が、始まります。
来年、また、報恩講をお勤めできることを念じて、皆様と、歩ませていただきます。
龍善寺 住職 平松浄心